2010年7月12日月曜日

JPA近畿研修会 その4 質疑応答【前半】

んで、ドームから戻ってきて質疑応答。

飯山:フルドームのデジタル持つと、魚眼欲しくなるんですよ。。。

黒星博士:インターバルタイマで撮ると動画っぽく・・・

飯山:それも考えたんだけど、このカメラ、インターバルが1秒いる。4秒露出で1秒間隔にすると、破線になる。
動画はカメラあるから、それ吸い出して、こっちは一発取り。
絞り開放ISO2000/2分でこれ。露出切り詰めて多重取りすると天の川なくなっちゃうんでもったいないかな。


飯山:質問タイムに入りたいんですけど、スペシャルゲストの紹介。NEC宇宙航空システムの小笠原雅弘さんに来てもらいました。今日大阪で講演があって、「ついでだから顔出してください」ってお願いしました。はやぶさを作った人、運用してた人ですね。

小笠原:元をただせば流れ星屋です。今から30年くらい前、大学天文連盟→流星物理セミナー。

飯山:「流星Ⅰ・流星Ⅱ」の、Ⅱの方をかなり執筆されてます。

小笠原:今日はNECソリューションフェアってのがあって、はやぶさの講演をしてきました。普段はなかなかお客さんが集まらなくて大変なんですけど、はやぶさ講演は250人。ホントはNECの従業員も聞きたいって言ってたんだけど、今日はサクラ0人。
9/9に神戸でまた講演があります。

飯山:またkinplaあたりで案内だしましょうか。僕に聞いても分からないところは小笠原さんに聞いてもらえれば。リポビタンDの話も聞けるかもしれませんからw

小笠原:懐かしいですね。

飯山:ぶっちゃけ、運用はけっこう携わってた?

小笠原:そうでもないですよ。はやぶさ全体ではたくさんの人がやってて、50人とか60人、分担で作業するので、一番作業ない時はただネットで見てただけ。普通の人と一緒。

飯山:あの時は行かなかった?

小笠原:行かない行かない。もう、入場を制限してたから。ホントに作業必要な人だけ。NECのはやぶさ特設サイト。動画もやってるので、今はもう広報マンと化してるね。

飯山:NECの広報動画まで作ってらっしゃる、はやぶさのプロフェッショナルですね。

~~質問タイム~~

小笠原:飯山さんが初めてはやぶさの光を見た時刻って正確に分かります?

飯山:カメラの時刻があってなかったので今はわかんないです。爆発してる時刻をひろって、別の時計の合ってるカメラからフレーム戻してみれば分かる。デッキのバックアップ電池が切れてて、前の日に合わせたのに切れてたw

明石レッド:
・まず、一担当者として、はやぶさがこれだけ大きく話題になった要因はどんなところと感じてる?

・どうしてもサンプルリターンに目が行ってしまうけど、携わった立場として、はやぶさを通してみんなに知ってもらいたいことは?

・はやぶさの色。これは何が原因?

飯山:そりゃHBTTEつくったからじゃないスか?w嘘です。その時点ではネットで話題になってた。松浦さんがタッチダウンの時に凄く精力的に取材をされてて、当時、宇宙ミッションでこんなに情報が出てくるものってなかった。

JAXAの広報体制が弱かったのもあるし、マスコミの記者が行って取材するんだけど(自主規制)

本音で言うと、時々変な記事が出ますよね。記者さんの理解が追いついてないから記事にならない。発表する側もくだいた発表はできない。JAXAのプレスリリース読んでもこんなの誰も読めないような。

それを松浦さんがまぁ、理系の素養がある人なら読んで分かる程度に噛み砕いて発信しつづけた。その功績は大きい。ネット住民が理解できた。理系の人は。

それでちゃんと中の事が分かるようになった。その人たちが、さらにもっぺん噛み砕いて、自分の友達に分かるようにへんな動画w作ったり。

色は自信ないけど、緑は酸素の緑線、オレンジは酸素の赤線だと思います。

90kmより上で緑が卓越して、80Kmより下でオレンジが卓越するんで、大抵の流れ星を撮影するとそうなります。特に酸素の痕が出てるものに関しては。

それを反映してるんだろうと思いますがどうですか>小


~~ここからスーパー小笠原タイムです。殆ど講演状態。~~~

続きはもちろん明日だ!

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